レジオネラ属菌対策 ネップアタック
循環式浴場の循環配管の内壁は、ねばねばした生物膜(バイオフィルム)が生成され易く、レジオネラ属菌の温床となります。そのため、厚生労働省「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」でも1週間に1回程度は、循環配管内のバイオフィルムを除去し、消毒することが必要と明記してあります。
過酸化水素は、有機物と反応して発泡し、物理的にバイオフィルムを剥離、除去します。また、同時に強い殺菌作用があります。
ネップアタックは、過酸化水素を主成分としたレジオネラ症防止対策に特化した配管洗浄剤です。
製品概要
- 主成分 過酸化水素水 30%含有
- 形状 液体
- 荷姿 20kgポリ缶
使用方法
- 浴槽の水位を10cm~15cmまで下げて下さい。
- 吸い込み口からエアーを吸い込まないことを確認して下さい。
- 浴場のお湯を循環させながらネップアタックを保有水の5~10%浴槽に直接投入し2時間を目安に循環させて下さい。
※循環洗浄中、生物膜等の汚れが濾材を劣化させてしまう場合がありますので濾過機をバイパスする配管の改修をお勧めします。
- 循環洗浄後、溶存酸素濃度及びPHを測定し排出基準内にあることをご確認ください。
- すすぎ水を加え、汚れが取れるまで循環して下さい。
- 浴槽に水を貯め濾過機を逆洗した後、日常運転を開始して下さい。
レジオネラ症防止対策マニュアル(抜粋)
- 循環濾過装置を使用する場合は、濾材の種類を問わず、濾過装置自体がレジオネラ属菌の供給源とならないよう、消毒を1週間に1回以上実施すること。
- 連日使用型循環式浴槽では、1週間に1回以上定期的に完全換水し、浴槽を消毒・清掃すること。
- 管理記録を3年以上保存すること。浴槽は、清掃および消毒を定期的に行い、清潔で衛生的に保つこと。
取扱い上の注意
- 取扱いに際してはメガネ、手袋などの保護具を着用し、目や皮膚に付着しないように注意して下さい。
- 目や皮膚に付着した場合は、直ちに清水で充分に洗い流して下さい。
- 目や皮膚に入った場合は、直ちに清水で充分に洗い流し医師の診断を受けて下さい。
- 指定された用途のみにご利用頂き、他の薬剤や異物との混合は避けて下さい。
- 使用済みの容器を飲料使用やその他の用途で使用しないで下さい。
- 溶存酸素濃度が十分低下したことをご確認の後、排水するようにお願い致します。
- 作業終了後は、手洗い、うがい等を十分に行って下さい。
- 密閉して換気の良い場所に保管して下さい。高温下での保管は避けて下さい。
関連事項
- ◆ レジオネラ属菌の測定を別途ご案内できます。
- ◆ 溶存酸素濃度測定試薬を別途ご用意しております。
- ◆ 循環洗浄のための濾過機の改修などは、是非当社にご相談下さい。